重国籍は容認されているのです
重国籍は容認されているのです
重国籍は容認されていると言うと、誰もがそんなことはあり得ないと反論するかもしれません。
しかし、現実は重国籍を容認されている場合もあるのです。
その① 日本の法律に「重国籍は禁止」という条文は存在しない。
その② 海外在住日本人が、旅券の更新をするときに、係員が外国籍を持っているかとの質問をするの普通なのですが、この時にほとんど全員が、そのような場合の規則、法律があることを質問しないで、そのまま係員の「日本は重国籍を認めていないのですよ」をそのまま解釈、納得してしまっているのです。これは当然で、普通の日本人が、お役所とか官庁の人が説明したことに対して疑義を呈する人は誰もいないという現実があるのです。たとえば、ある窓口で、印鑑をお持ちですか、と聞かれたときに、いゃ、持っていませんので今度持参しますと、なり、そのような規則はどこにあるのですが、と聞く人は誰もいないのです。
その③ ところが現実には国籍法という法律があり、その11条には「自らの意思で外国籍を取得した場合」とあるのですが、この意味を正しく理解する人は係員をはじめ、法律家、弁護士をはじめとするすべての日本人は誰もいないのです。
この点に関しての問題点は拙著「海外で活躍している邦人の知られざる苦悶 文芸社」を参照してください。
その④ 現実にはこの点を詳細に説明して 「自らの意思で外国籍を取得した場合」ではないことを詳細に係員に説明し、納得させることが出来る場合には、結果的に「重国籍を維持」できている例があるのです.
つまり、この場合は重国籍が容認されていることになるのです。このような人も現実には存在しているのです。私の友人は外国籍を取得せざるを得なかった理由、環境を十分に説明し、最終的に重国籍を維持することがあったのです。
その⑤ また国によっは日本人女性が外国人と結婚した場合、その国の法律で、同時にその外国籍を自動的に与えられこともあるのです。したがって、この場合には重国籍が容認されることになるのです。
これらの理由から、現実には重国籍を維持できる場合もあることなのです。