こんな素晴らしい本をぜひみなさん読んでください。
文藝春秋
文藝春秋 話題の書
発売初日に重版決定
元外交官、覚悟の書
『日本外交の劣化 再生への道』
が発売即重版の大反響!
☆『日本外交の劣化 再生への道』山上信吾 著
オーストラリア大使時代、中国に敵視され人格攻撃を含むあらゆる妨害と戦った経験を記した『中国「戦狼外交」と闘う』(文春新書)の著者で元外交官の山上信吾さんは、新刊『日本外交の劣化 再生への道』を「外交官としての私の遺書である」と記します。国益を守るため、中国をはじめ強国と対等に渡り合い外交戦略の先頭に立つべき外務官僚や外交官が内向きで事なかれ主義に陥っていることが、どれだけ我々に不利益をもたらしているか、まさに「日本外交の劣化」について、身を賭して警鐘を鳴らしています。
ロビイング能力や体外発信力の決定的不足、外交的対立の局面で最初から勝負を諦める敗北主義、歴史問題での弱腰、永田町・霞が関内での地盤沈下、規律やモラルの低下、無責任体質、内向き志向、そしていびつな人事……著者はこういった「劣化」の現実を、一つ一つ具体的事例を引きながら赤裸々に示します。驚くべきは、その事例のほとんどで、元同僚を実名で挙げ、彼らの成したことの問題点を明らかにしていること。現状を憂う悲壮感と著者の覚悟がひしひしと伝わってきます。
また著者は批判だけに終始せず、課題についての改善案を提示し、日本外交再生への道を指し示します。その点で本書はきわめて建設的といえるでしょう。各能力の強化のために、組織だけでなく個の能力底上げを重視、そのために研修制度や勤務環境、人事制度を改め、あるべき政と官の関係へと近づけていく。
ごく当たり前のことですが、それができないのは一体なぜなのか……。
刊行予定が明らかになると予約が殺到、5/14の発売当日に重版となった話題の書。国力が低下したといわれる今、健全な日本外交の復活を願う日本人必読の一冊です。
山上さんの覚悟が記された本書の「はじめに」は、こちらで無料公開中です!
▼ 冒頭部を試し読みできます
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