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現在、東京都と知事への選挙で立候補している人の国籍問題が大きな議論を起こしています。
つまり、日本の国籍と中国、台湾などの国籍を持っている、あるいは持っていたことに対しての反論なのです。
一般論として、このような国籍関連の反対論者の心底にあるのはそのような外国籍を持っていたら、日本のためにはならないという概念があるのです。でも、もし、そのような人が、過去にアメリカの国籍を持っていたらどうなるのでしょうかね。
法律的には日本は重国籍を認めていないのですよ。ですから、都知事への立候補する人は日本の国籍しか持っておらず、現在では外国籍を持っていないのですよ。
つまり、現在、この選挙への立候補者にたいして国籍問題を取り上げて騒いでいる人は国籍法の詳細を知らないので、過去の経歴を取り上げて云々しているのです。
要するに、都知事になるかならないかは、それらの人の過去の経歴を持ち出して、批判するのなら、国会議員でも同じことが言えるのですが、今回の都知事の場合には過去に中国人、台湾人であったことを問題にしているのです。
そんな過去のことを取り上げて反対議論をしたら、誰も知事や議員にはなれませんよ。
いずれにしても、そのような都知事立候補者の政治的信念、将来政策を問題にすべきなのですが、誰もそのようなことには言及していないのです。