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2019年6月の記事

2019年6月30日 (日)

メガ合理的なトイレ環境

日本のトイレの合理化

一口にトイレと言っても公衆トイレの問題は単なる便器そのものとか清潔の問題以外に、如何に利用者がスムスに利用できるかと言うことが大切なのです。この問題に真剣に取り組んだ結果、いろいろなトイレが見られるようになりました。なお、ここではトイレ室全体の進化についてであって、従来から言われている便器そのものにたいしではなく、トイレ全体の構造、つまりトイレを利用する人に便利な合理化が対象にしてあります。まさに日本ならわでの発想が十分に発揮されています。

「その一」  センサーで「空き」を表示

  • 奥に向かって明るくなる愛鷹PAのトイレ(NEXCO中日本提供)(写真その②参照) 人は明るい方へ行きたくなるという心理的な「サバンナ効果」を利用して、トイレの入り口から奥に向かって、壁のデザインを寒色系から暖色系に、照明も徐々に明るくするなどして、空いている奥の個室を利用するように促す工夫をしています。これにより、奥の個室までまんべんなく利用され、以前よりも混雑が緩和されたといいます。圏央道の厚木PA(内回り)などでは、人の足形などを床面に描き、トイレの順番を待つ位置と並び順が分かるようにし、さらに、入る人と出る人が出入り口で交錯しないように、それぞれの動線を床に描いた矢印で示すようにしています。
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  • 写真その➀

Toile

 

写真その②

Toile-1

  • 「その二」デザインで混雑を解消
  •  このほか、女性はトイレで化粧や身だしなみを整えることがあり、その順番待ちがトイレ内の混雑にもつかながるとして、トイレとは別に専用のスペースを設けたサービスエリアもあります。
  •  順番待ちの列に整然と並んでもらうことも時間のロス解消につながります。どこで待てば良いか分からないなどの理由で順番を抜かされた人から不満の声が出るなどして、トラブルになるのを防ぐことができます。
  •  静岡県沼津市の東名高速道路・愛鷹(あしたか)パーキングエリア(PA)などでは、トイレの個室の入り口にライトを設置し、センサーで利用状況を感知して、使用中なら「赤」、空いていれば「青」と自動的に表示するようにしています。(写真②参照)
  • 等々力陸上競技場の女子トイレ(川崎市提供) Jリーグで昨季優勝した川崎フロンターレの本拠地・等々力陸上競技場(川崎市中原区)では、2015年のメインスタジアム改修に合わせて、トイレの混雑解消にも取り組みました。サッカー観戦時のトイレ利用は、ハーフタイムなどの限られた時間に集中しがちです。試合再開までにお客さんが客席に戻れるようにと配慮したそうです。ここでも、個室の「空き」がはっきりと分かるような工夫をしています。
  •  スポーツ観戦の際も、トイレのタイミングは重要です。行列に並んでいる間に、決定的な瞬間を見逃してしまうのは誰も避けたい事態でしょう。2020年の東京五輪に向けても、大きな課題になると思います。

 スタジアムの改修を行った日本設計(東京都新宿区)によると、全ての個室ドアが閉まった状態では個室の周辺はまっ白に見えるようにデザインされています。個室内の壁は女子トイレが赤、男子トイレは青に統一され、白い扉が開くと、個室内の色が見えて、そこが「空き」になったことがわかるという仕組みです。 動線にも工夫しています。

 用をすませて個室を出ると、すぐ目の前に小さな手洗い場所があります(写真その➀参照)。手を洗い終えて顔を上げると、一番奥にある緑色の壁に目が向く作りになっていて、壁面には矢印が一つ描かれています。これに従って移動すれば、出口となります。トイレに入ってから出口までが“一方通行”で、利用者が一度も戻ることなく動くように導く仕掛けになっているのです。この工夫で、入る人と出る人の交錯も防いでいます。

写真その③

Toil-3 「その三」 豪華すぎるトイレ室

多くの人が利用する高速道路の休憩場などのトイレは人の出入りが一時的に多くなったり、少なくなったりするので、利用者はどのトイレが空いているのかを探すことにもなりかねないのです。

その為にトイレの規模を大きくし、それも一目でどの個室が空いているのかが分かるようにすることも必要なのです。特に一時的に多くの人が入って来た時には、従来のような正方形、長方形のトイレ構造では混乱が起きるのですが、ある高速道路の休憩場のトイレは全体が広い丸型になっているので、中に入ったとたんに一目瞭然とどの個室が空いているのがが分かるようになっていて、使われていない個室はドアが自動的に開くようになっているのです。写真を観ればその見事な配置が一目瞭然となります。これほど合理的に造られたトイレ環境は世界でもまれではないのでしょうか。

「注」  このトイレは2018 3月18日に開通した新名神高速道路川西インターチェンジ(IC、川西市)-神戸ジャンクション(JCT、神戸市北区)間に、西日本最大の店舗を備えた「宝塚北サービスエリア(SA)」(宝塚市玉瀬)がオープンしました。宝塚ゆかりの漫画家、手塚治虫氏や宝塚歌劇のグッズ販売など“宝塚らしさ”を売りにしている。 目を引くのはトイレの豪華さ。女性が身だしなみを整えるパウダーコーナーは計21席、女性用個室は計86室ある。これほど多いと、どこが空いているか迷いそうだが、配置図を見ると、個室は一列ではなく「コ」の字型に並び、扉がいずれも中央に向いているため、一目で利用できるか分かるよう配慮されている。しかも洋式は全て温水洗浄便座。トイレ内にシャンデリア風の電飾が3器あり、全体がクリーム色で整えられたエレガントなデザイン。幼児連れでも利用できる広々としたファミリートイレも計3室ある。

 

いずれにしても、このような使用者を最大限に考慮して作られているトイレ環境は現時点では欧州にはまったく見られません。数年前にハンブルグに構築された有名な劇場のトイレの構造は昔そのままであり、それぞれの階の両側にトイレはあるのですが、女性用のトイレは男性用と同じ規模なので、休憩時間には女性トイレの入り口には長蛇の列なのです。こんな状況は現在の欧州の公衆トイレ設備は当たり前なのです。大きな会場とか劇場、コンサトホルなどのトイレの状況は殆どが昔そのままであり、女性トイレ室の前には長蛇の列が見られるのは当たり前なのです。

 

追記(2019 July)

以下のサイトにトイレの混雑を防ぐためにいろいろな対策が取られていることが詳細に記述されています。

http://sangyohomenews.seesaa.net/article/467731695.html?1562462597

2019年6月21日 (金)

一連の疾患の片側性

一連の疾患の片側性

高齢者になるといろいろな疾患が現れてくるのは普通ですが、私の経験から、ふと考えたのですが、いろいろな器官の疾患が不思議なことにいつも右側だけなのです。

例えば、眼底血栓が右目、肩の炎症が右肩だけ、腰の痛みが右側だけ、といずれも右側だけなのです。

疾患の片側性、で検索、調査してみてもこのような意味に該当する記述は見当たりませんでした。

ただ、脳卒中の場合には、脳の右側が体の左半分、脳の左側が体の右半分の神経を支配しているので、症状は一般に「体の半分だけ」に出現するという特徴があるとなつています。つまり、顔と手足といった離れた身体部分の、左右どちらか半分だけに運動や感覚の異常が急に出た場合には、まず脳卒中と考えて間違いありません。

果たして上記のそれぞれ異なった疾患が脳卒中のように左脳の変化と関係があるかは分かりません。

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