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2019年2月の記事

2019年2月20日 (水)

薬局とドラッグストアは同じ

最近の新聞に「薬剤ロボ 薬局に登場」との表題で、薬剤師の代わりに薬を処方してくれるロボット六台が13日、ドラックストアのトモズに登場したと」と報じられていました。

 

つまり、マスコミを含めて一般の人は薬局もドラッグストアも同じ扱いのようです。

 

この場合は、一部のドラッグストアでは処方箋も受け付けているので、当たり前のことかもしれません。
しかし、考えてみれば、日本では薬局そのものを探すのが大変ですが、ドラッグストアは至る所にあります。特に駅前とか繁華街にはドラッグストアは必ず存在しますが、そのような所で薬局を見つけるのは容易でありません。

 

このことを国外から観察した時には日本では薬を購入するのはドラッグストアしかないとの印象を受けるのです。ある薬剤師が海外からの薬剤師を東京に案内した時に、日本にはどうして薬局が少なくて、ドラッグストアばかりなのですかと聞かれて、唖然としたそうです。

 

ある意味では日本は医薬分業の結果、薬局が限定され、その数も減少し、その代わりにドラックストア全盛の時代になってしまったのです。

 

追記 (2019 May)

最近の「週刊 東洋経済」誌「医師に物言えぬ無力な薬剤師、薬局六万軒は半減」の記事がありましたが、私も今後は薬局、ことに個人経営の薬局はどんどん減っていき、チェン店方式のドラッグストア全盛になるものと思います。

使い将来は医薬分業が「分業壊滅」に進展してしまうことなのです。でも昔からの概念にとらわれている現在の薬剤師会には何らの改善案も見られないのは残念なことです。もしかしたら、薬科大学の必要性がなくなり、薬剤師の資格は殆ど無意味なものになってしまうのではないでしょうか。

2019年2月18日 (月)

製薬企業は患者の問い合わせには答えない

製薬企業は患者の問い合わせには答えない

今日のような医療社会では医師が患者の主訴を念頭においていろいろな医薬品を投与するのが日常的なのですが、患者が時としてそれらの医薬品の副作用を経験することがあるのです。そのような場合、薬剤師か医師にその副作用について質問することは出来るのですが、問題はその内容なのです。ほとんどの場合、医師や薬剤師が答えられるのは添付文書に書かれてある内容くらいしかないのです。しかも、患者の主訴の場合でもその副作用の内容によっては該当薬の投薬を一時的にやめるか、或いは副作用対策として別な医薬品を投与することがごく普通におこなわれており、それ以外の対策、対処はほとんどされていないのが普通なのです。

しかし、もう少し詳細な情報となると、該当する副作用と考えられ異常が該当薬投与開始まもなくに起こるのか、それとも長期に使われている時に起るのか、さらにそのような副作用は一時的なもので、該当薬を継続して服用していても、自然になくなるのか、或いは該当医薬品投与を中止すれば数日前後でその副作用が無くなるのか、或いはかなり長く副作用が継続するのか、などの詳細な情報は薬剤師や医師は持っていいなのです。

そのような場合に、本来はそのような詳細な副作用経過情報はその該当薬を提供している製薬企業が持っていなければならないのです。

しかし、実際に患者がそのような詳細な副作用経過情報を企業に直接問い合わせても、多くの企業は患者にはお答えできませんとなるのです。


じつは私は右目が網膜血栓症で時折、網膜に浮腫が起こるのでルセンティスという注射を定期的に何回となく眼に注射をされていたのですが、ある時、眼の異物感があったので、添付文書をみたら「眼の異物感」の記載があったので以下のような質問を製造企業に問い合わせたのです。

「Lucentisの副作用欄に眼の異物感73例(8.4%)とありますが、この副作用は注射を中止してからどのくらいの期間継続するのかと言うデ-タはありますか。つまりLucentisの継続投与中にこの副作用を経験し、注射を中止ても、この異物感という副作用は全くなくならないのか、それともどのくらいの期間後には消滅するのかと言うデ-タを教えてください。」

ところが、その答えは「ルセンティスは医療用医薬品(医療に従事されている先生方が患者さんの病状等に合わせて処方されるもの)ですので、今回お問い合わせをいただきました副作用の経過などの詳しい情報につきましては、医療機関の先生を通じて提供させていただいております。
大変恐縮ではございますが、本剤の副作用の詳細につきましては、医療機関の先生にお問い合わせいただけますようよろしくお願い申し上げます。」
とあり、全く無視されてしまいました。

現実に同じような質問を担当眼科医に効いてもそのような詳細な情報は知らないのです。もっとも、実際はそのような詳細なデ-タはその企業内に存在しないので、断られたのかもしれません。

しかし、殆どの医薬品の副作用に関連して、上記のような詳細な経過情報を企業に問い合わせてもほとんどすべての企業はそのような詳細な経過情報は積極的に収集していないのです。それにしても、患者からの質問には一切お答えできませんとは驚きでした。

2019年2月 8日 (金)

奇妙なドイツ語表現集

ドイツ語を習っていて、時として奇妙に感じる表現がいろいろとあるのです。

 

その一
Fliege
この単語は本来は「ハエ」、つまり蠅のことであり、日常的にも頻繁に使われているのです。しかし、そのほかにも「蝶ネクタイ」の意味があるのです。確かに、蝶ネクタイの形は蠅が飛んでいるときの形に似ているからかもしれません。しかし、よりによって、男性が盛装するときによく使われる蝶ネクタイが「ハエ」とはいささか奇妙に感じるのです。

もっとも、日本語の「蝶ネクタイ」もその形が蝶の羽ににているものともとらえられるので、そのような名前がついたのでしょうが、ハエよりはましだと思うのです。でも誰が蝶のことを考えたのでしょうか。

なお、蝶ネクタイのことは ボウタイ (bow tie, bowtie)、とも言われています。

その二
Verstehen Bahnhof
この表現は「あなたの言ってることがわかりません」という意味であり、「駅が分かりません」ではないのです。この表現は日常的に使うことはできますが、公式の場などでは使わない方がよいようです。どうしてこのような表現が「あなたの言っていることがわかりません」の意味に使われるようになったのかという定説は無いようで、調べても、いろいろな仮説が記述されていますが、どれも「ホントとかな」と考えられものばかりです。でも、この表現はドイツ人ならすぐに理解できるとのことです。

その三
Handschuh
 この単語は直訳すると「手の靴」になりますが、これは手袋の意味なのです。ちょっと考えると手に着ける靴のような意味に解釈され、初めてこのような単語に遭遇すると極めて奇異に難じるのですが、靴下がSocke、又はStrumpfになっているのとは対照的です。つまり、靴下はFussschuh、つまり「足の靴」にはならないのです。私はいまだにこのHandschuhという表現を聞くとなんとも言えないおかしさが感じられるのです。もっとも、日本語では手袋,テブクロ、とは言いますが、足袋、アシブクロ、とは言わずに「靴下」になるのと対照的です。しかし、日本語では足袋と書いて「タビ」と読ませるので、外国人にはなかなか理解できないかもしれません。つまり、日本語では着物の時代から「タビ」は存在していたのですが、靴を履くということが取入れられた時に足袋という表現に違和感が感じられて靴の中に使うもの、という理解から「靴下」なる表現に使われたようです。もっとも、この場合は、理屈から言えば、靴の中に入もの、つまり「靴中」にすべきだったかもしれません。

その四
uebergeben
この意味は権力などを「移譲する」、」「引き渡す」、のような意味があるのですが、俗語的に使われると「吐く」「嘔吐する」のような意味があるのです。まぁ、ある意味では胃の中から吐き出すことになるので、外に引き渡すということにも理解できるのかもしれませんね。それにしても意外な使い方です。
なお、通俗的に「嘔吐する」という意味にはkotzenという表現がありますが、これはどちらかと言うと卑語に該当するのかもしれません。

 

その五
Taschentuch
この単語にはハンカチの訳が付いていますが、日本語感覚のハンカチとは多くの場合異なるのです。ドイツ語でTaschentuchというと「鼻をかむ布切れ」、つまり日本語の鼻紙に近いのです。すなわち、現在でも年配のドイツ人、やスイス人などでは鼻をかむ時にいきなりポケットからこの日本語的なハンカチを取り出してそのまま広げてチン、と鼻をかんで、手でそのハンカチを丸めていきなりポケットに突っ込むのです。極めて汚いと感じるのは日本人だからかもしれません。

 

日本語のハンカチは洗った手を拭く、汗を拭うなどに使われるのでが、欧米では洟をかむことなどにも使われると説明されています。たとえば、フランス語の mouchoir は動詞の moucher(洟をかむ)から来ているし、ロシア語の носовой платок は「鼻のスカーフ」の意味だが、どちらも、手拭きなどにも用いられる、との記載があります。

 

その六
Baerenhunger
これは熊Baerと空腹 Hungerとの合成語なのですが、その意味は「腹ペコ」の意味なのです。ですからIch habe einen Baerenhungerと言えば「腹が空いている」の意味になり俗語的にも良く使われているのです。

 

 

その七

tofuwabohu

これをカタカナ書きにするとトウフ ハ ボウフ、になり、初めてこの単語、ドイツ語では一語、を見た時に、えっ、これは日本語、と思ったくらいなのです。例えば、「豆腐は防腐」とも読めるのです。あるいは「東風は暴風」になるかもしれません。

この単語の意味は「めちゃくちゃ」のような意味で日常的にも良く使われているのです。ですから、あの子の部屋は全くめちゃくちゃな状態だ、のような時にも使えるのです。

たしかに、日本語的に考えると変なドイツ語になるのですが、東風は暴風、だと解釈すると、東風が吹いてきて暴風となり、おおきな被害が出て、めっちゃくくちゃになったと捉えれば、ある意味では似たような表現になるのかもしれませんが、・・・・・・・。

 

その八

Hamstarkaeufe

これはHamstar  Kaeufeとの合成語で、予備的の目的でいろいろなものを購入する、のような意味なのです。例えば、災害などに備えて予備的にいろいろな食料品などを備蓄、購入することを意味しています。ここで動物のハマスタ-が使われているのはこの動物が越冬のためにあらかじめいろいろな食料を巣の中に持ち込むことを意味しているのです。つまり、ハマスタ-のように買い溜めするということなのです。

その九

Quatche mit Sosse (Soße)

これはそんな馬鹿な事、という意味の俗語で、Qusatcheという単語は辞書に載っていますが、  mit Sosseという一連の表現はどこにもないので、一部のドイツ人にしか伝わらないかもしれません。でもなぜ、「ソ-スと一緒に」のような意味でのmit Sosseが付いているのはよくわかりません。私が、このような表現を最初に聞いたときに、皮肉紛れに、「でも、どのソ-ス?」と聞き返して相手を笑わせたことがあります。

 

 

 

続く・・・・・

 

 

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