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2018年2月 3日 (土)

国籍法11条と日系ノ-ベル賞受賞者

国籍法11条と日系ノ-ベル賞受賞者

殆どの人はこのような三つの要因の関連性について理解できないかもしれません。つまり、国籍法、日系人、ノベル賞とはどんな関連があるのかすぐには理解できないと思うのです。ところが大ありなのです。
国籍法11条では本来の日本人が何らかの理由から外国籍を取得すると、自動的に日本の国籍が消され、日本人ではなくなることなのです。

ところが、今までにノベル賞を受賞した日本人のなかでは数人の人が受賞時には外国籍を取得していて日本人ではなくなっているのにも関わらず、日本の新聞や安倍さんなどは日本人が受賞したとして無条件に取り扱っているのですが、このことは首相をはじめとして日本のマスコミは国籍法11条のことを全然知らないのか、或いは無視しているのです。

その典型例の一つとしては例のLEDを発明してノベル賞を得た中村さんは、ノベル賞を受けた時は米国籍を職業上の理由から所得せざるを得ない状態であってので、結果的には国籍法11条に基づいて日本の国籍が剥奪されているのです。しかし、当のご本人は自分は日本人であると談話でも明言しているのです。それは当然で、たまたま職業上の理由から外国の国籍を取得にしたにすぎず、日本人であることには全く変化がないし、当然のことながら日本人と捉えていることには誰でも反対することは出来ないはずです。

ところが、現在の国籍法11条の規定により、中村さんは米国人になっているのです。つまり、中村さんは日系アメリカ人と言うことになるのですが、日本人は誰もそのような解釈、理解はしていないのです。

ですから、現在の国籍法11条が存在する限り、中村さんはノベル賞を受賞した日系アメリカ人一世になるのですが、なぜかこのような理解は日本では受け入れられていないようです。中には、いゃ、理論的にはそうかもしれないが、彼がノベル賞を受賞した対象となっているLEDは彼が日本に居るときに成し遂げたものであるので、当然のことながら日本人が発明したものと捉えても無理が無いから、中村さんはやはり日本人のノベル賞受賞者であるとの詭弁を使っているのです。

もしこのような詭弁がまかり通るならば、同じくノベル賞を受賞した利根川さんはノベル賞受賞の対象となった研究はスイスのバゼルにあった免疫学研究所でなされたものなので、日系スイス人になるのかもしれません。なにしろ、利根川さんがノベル賞を受賞した時にはこの免疫学研究所の全員が我々の研究所からノベル賞受賞者が出たと大喜びしていたのです。

しかし、昨年にノベル賞文学賞を受賞した石黒さんは英国籍を青年になってから取得していたのですが、当然のことながら国籍法11条により日本の国籍を消滅させられていたので、当然のことながらマスコミは日系英国人と一斉に報道していましたが、誰もそのことには異議を唱えず、さらに最悪なのは事もあろうに彼の名前はカタカナ表記に統一されていたのですが、このことに関しては誰も異議を捉えていないのです。

そうなると、なぜ石黒さんと中村さんとをそのような区別、或いは差別をしているのでしょうか。でも、イシグロさんの場合にはなぜ100%そのような特別な解釈をしているのでしょうか。もしかすると、昨年はファンが期待した村上春樹氏や自然科学系の日本人研究者は受賞に至らなかったので、やっかみ半分も手伝って、イシグロとカタカナ表記にしたのかもしれません。

イシグロさん並みに理解すると前記の中村さんはナカムラさん、とカタカナ表記をすべきなのですが、日本のマスコミは全然そのようなことはしていません。全く支離滅裂な理解を呈しているのです。

いずれにしても、現在の国籍法11条を尊重するならば、LEDの中村さんは日系アメリカ人ナカムラ・シュウジと書かなければならないのですが…。

その他にも米国籍を持っている日本人ノベル賞受賞者はいるのですが‥‥。

更に問題なのは、このような国籍11条該当者は理論的には日本の国籍を失って、もう外国人になっているのですが、それぞれの滞在国の日本の領事館はそのような事実を当人から書面で確認し、該当市町村にその事実を提出していないので、従って、イシグロさんやナカムラさんの戸籍はそのまま残って居る筈なのです。

本当に、日本のマスコミは身勝手な解釈をしているものです。

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