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2017年6月の記事

2017年6月23日 (金)

鯨肉とカンガルー肉 の問題点

鯨肉とカンガルー肉

最近の新聞によるとオ-スとラリアでは一定の数のカンガルー肉を販売し、海外にも輸出しているとのことです。日本にもその肉が一部輸出されているとのことです。カンガルーは数が増えると農地を荒らすので、生息する5千万頭のうち、毎年150万頭ほどが州政府の許可を得て殺されているとのことです。日本にも、2015年度には14.7トンが輸出されているそうです。このことに関してオスとラリア政府は陸上動物のカンガルーの数は正確に調べられ、30年以上の商業捕獲でもカンガルーの絶滅に関しては全く影響がないとされています。

ここで考えられるのは日本が南極で行っている捕鯨についです。日本の南極捕鯨に対してはいろいろな問題が指摘され、多くの国がその捕鯨に反対しています。更にこの問題で国際司法裁判所が調査捕鯨の妥当性について否定的な判決を出しています。つまり、「捕獲調査の実施自体は条約違反ではないが、非致死的な方法を用いて調査目的が達成できるかどうか検討しなければならない、という決議等が日本も含めコンセンサスで採択されていること、日本自身も捕殺は科学的に必要な程度以上には行わないとしている点を指摘し、日本が非致死的方法について必要な検討を払った証拠がないと」判断しているのです。

確かにクジラは海の中に居るので、カンガルーと異なり、その絶対数を調べることはかなりの困難が考えられのです。しかし、日本は今までに何回となく「科学調査」とうたっていますが、調査結果、つまり何頭のクジラの生息が観察され、その一定数を日本が殺しているとの数的デタは公表されていないのです。やはり国際司法裁判所が指摘しているように非致死的調査方法を検討すべきなのです。

したがって、日本の南極捕鯨は鯨肉捕獲が目的と理解されているのです。表面的には南極での捕鯨捕獲は科学的調査が目的で、その結果として殺された鯨の肉を日本で食べているのですと説明されていて、鯨肉目的で捕鯨しているのではないと説明されています。

いささか古いデタですが、2007年現在の日本では、ミンククジラ(約3500トン)とイワシクジラ(約1200トン)、ニタリクジラ(約400トン)の鯨肉が生産されているとのことです。この中で南極のクジラはミンククジラが中心のようです。
いずれにしても鯨肉の市販量は膨大な数になりますが、どれほどの消費が実際にあるのでしょうか。確かにス-パ-には鯨肉を買うことが出来ます。しかし、一般のレストランではまず鯨肉は食べられないでしょう。私の知っている限りでも都内にはクジラ屋・レストランは渋谷に一軒あるだけかもしれません。

つまり、庶民感覚ではクジラ肉が一般家庭の食卓に上ることは極めて稀ではないでしょうか。
このような環境下では日本は非致死的調査方法を検討すべきなのですが、そのような考えは全くないようなのです。ナゼなのでしょうか。

今日のような電子技術を活用すれば、実際に南極に何頭のクジラがいるのかは簡単に分かるはずです。

なお、捕鯨に関しての別な問題は国際司法裁判所の判決を日本は事実上無視していることです。その反面、中国が南シナ海の問題での国際司法裁判所の判決を無視していることにたいして日本は非難していますが、これほど矛盾したことは誰も気が付かないのでしょうか。

2017年6月 3日 (土)

驚きの英単語 (その1)

驚きの英単語

日本人にとって外国語と言えばまず最初に挙げられるのは英語であり、そのほかの外国語はあまり関心の対象にはならないのです。ですから、カタカナ表記の多くは英語に起因しているのが普通で、一般的に英語カタカナ表記が汎用されている例はかなりの数になります。

しかし、そこに引用されている英語起源の表現には意外と全く異なった別の意味があることがあるのです。そのような例を取り上げてみました。

Tattoo
この単語は「いれずみ」という意味で一般的にも使われていて、比較的知られた単語だと思うのです。しかし、この意味以外には「軍楽の行進」のような意味があり、英国のエデインブルグで毎年、演奏会が開かれています。https://www.edintattoo.co.uk
最近ではスイスのバゼルにてもこのTattooが開催されています。

もしかしたら、語源的には「軍隊の更新」と「入れ墨」「との間に何らかの共通性があるのかもしれません。


Humor
この単語は日本語でも「ヒユマァ」とか「ユゥモア」のよぅなカタカナ表記がよく使われています。ところが、この単語には全く次元の異なった「液体」のような意味が、例えば、眼球の水晶体はcrystalline humorとなるのです。どうしてこのような違いがあるのでしょうか。

Formosa
この単語は台湾の英語表記と一般的には思われていますが、この単語には「麗しの島」、つまり緑に囲まれた美しい島という意味のポルトガル語からきているとされています。(ヨーロッパより最初に台湾に到達した船はポルトガルの船であり、ポルトガル人船員が緑に覆われた台湾島に感動して「Ilha Formosa(麗しの島)」と叫んだという伝承から来ています)と説明されています。

Charter
この単語は「憲章」のような意味があり、Magna Charta、つまり英国の大憲章Magna Charterとしてよく使われています。ところが、この単語には団体設立のような意味があり、ある団体の設立時に参画した会員はCharter Memberとなるのです。

Bank
この単語には「銀行」と「ベンチ」の意味があります。

このほかにも、いろいろ探せば全く別な意味を持っている英単語があるかもしれません。

2017年6月 1日 (木)

日本人は「ニホンジン」なのです

日本人は「ニホンジン」なのです

私は長年、つまり人生の半分以上を海外で活動し、生活しています。当然のことながら日本の旅券が海外では唯一の日本人としての証拠になるのです。
しかし、海外で生活してる人の中にはいろいろな理由からその滞在国の国籍を取得する場合も当然考えられるのです。

ところが、現在の国籍法では何らかの理由で「自己の意志」で外国籍を取得した場合には「自動的に」日本人ではなくなるのです。つまり、そのような場合、海外でそのまま生活を続けていれば、日本の旅券の再延長は当然のことながら不可能にもなるのです。

ところが、そのような日本人でも人間的には日本人には変わりがなく、外観から判断されれば日本人そのものなのです。このことは当然で、いくら外国籍を取得して、外国人になっても顔や形、性格などは変えることは殆ど不可能なのです。ですから、その滞在国ではあくまでも日本人として捉えられるのです。

これと逆なことは日本に長年居住していて日本の国籍を取得している外国人の場合には第三者としての日本人から見れば、その人はあくまでも「外人」なのです。まさか胸に「私は日本人です」とのバッチを付ける事も出来ません。ですから、日本のような外国人差別の極めて強い所では、何らかの理由で、保安上の問題などがあった時には、外国人の顔をした「ニホンジン」は警察官に職務質問を受ける可能性が極めて高いのです。

つまり、いくら外国籍を取得して、戸籍上は外国人になっても日本人は「ニホンジン」なのです。その典型的な例は日本人科学者がノベル賞を取得した時の日本の新聞は、たとえその受賞者がアメリカ籍を持っていても当然のことのように日本人として報道するのです。例えば、ノベル物理賞を受賞した三人のひとり、南部陽一郎さんについては彼はアメリカ国籍を持っていて、日本人ではないのにも関わらず、「日本人」と報道しているのです。中にはわざわざ「米国籍の日本人」と表記している新聞もあったのです。

でも、このようなことは海外ではまず起こらない。その時の国籍により、日本人でもドイツ人となったり、イタリア人ともなり得るのです。しかし、そのような人が日本の新聞種になると日本人とい扱われてしまうことが多いのです。もっとも、そのような場合でも、外見上からはやはり日本人に見なされるのです。

つまり、日本人は海外ではいくら外国籍を取得しても「ニホンジン」であることには変わりがなく、その該当国の人からは「ニホンジン」として外国人扱いになるのです。

なお、この「ニホンジン」であるがゆえに最大の被害を経験したのが第二次大戦中のアメリカ居住の日系人なのです。彼らは米国籍を持つた人であったにも関わらず、「ニホンジン」であるとして区別され隔離されてしまったのです。つまり、「米国籍の日本人」であり、「ニホンジン」であったが故の悲劇に見舞われたのです。それにしても「米国籍の日本人」と書くような能天気な新聞記者がいる限り、将来もまた「ニホンジン」としての悲劇がどこかで起こるかもしれません。

ちなみに数年前に日本人男性とフィリッピン女性の間に生まれた子供に日本国籍が与えられた最高裁の判断に、、両親が結婚していなくとも日本国籍を与えるべきとの判決がなされましたが、この判決で「血統」重視が挙げられていました。つまり、日本の国籍概念は血統主義で、アメリカのような出生地主義ではないことが大きな判断の一つになっていました。

この最高裁の判断を演繹すると、本来の日本人がたとえ外国国籍を取得しても血統的には日本人であることには変わりがないので、現在の国籍法11条に基づいて日本の国籍をはく奪された日本人は「外国籍の日本人」になるのです。でも、もし血統主義が国籍に決定的な影響を与えているならば「外国籍の日本人」は違憲になるのかもしれません。

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