外国人おもてなしの第一歩
『2020年の東京五輪・パラリンピックでは、言葉の問題で悩む海外からの方たちがいると思います。
提案があります。日本国内にいて、外国語で最低限の会話ができる人、特に道案内の手助けができる人に対して、その人が話せる言葉の国の国旗をあしらった小さな「外国語バッジ」を交付し、胸に着けてもらってはどうでしょうか。
外国人観光客を有償でガイドするには「通訳案内士」の国家資格が必要ですが、こちらはあくまでもボランティアです。それぞれの外国語で、簡単なやり取りが出来ればよいことにします。
例えば、英語とスペイン語が何とか少し話せて、困っている外国人客の役に立ちたいというボランティア精神のある人。そんな人には、英国とスペインの国旗をあしらった小さなバッジを胸に着けてもらうのです。
> なにも、オリンピックを待つ必要はありません。できるだけ早く導入すれば、大都会や観光地を訪れる外国人にとって、たいへん便利になると思うのです。』
以上の文章は9月 20日の朝日新聞の朝刊の「声」欄に載ったものです。
つまり、日本に観光などで来る外国人がまず最初に当惑するのは日本語の理解なのです。確かに、大都会では英語表記の駅名や一部公共施設には英語表記がありますが、でもレストランとか観光地の商店街ではまず日本語だけしか通用しません。
一方、そのような外国人観光客が困ったときにそばにいる日本人に英語で話しかけてきても多くの人は逃げてしまうことが指摘されています。
でも、中にはなんとか片言の英語でも、そのような観光客の手助けをしてくれる人もいます。
そこで、少しでもそのような観光客の手伝いが、ボランテイア精神で何とか助けられると思う人はそれぞれの国の国旗バッジを胸に付けていれば、観光客にも役に立つのではないでしょうか。
ましてや、英語以外で、フランス語とかドイツ語、中国語などがちょっとはわかるし、何とか意志疎通が可能と思う人、そしてそのようなボランティア精神のあるひとはそれぞれの外国語の国のバッジを胸に付けるだけで、外国人への日本上陸の最初のおもてなしになるのではないでしょうか。
« 謝り方にはいろいろとある | トップページ | 炭素繊維への愚問 »
「国際問題」カテゴリの記事
- 裁判関与の裁判官の人間性(2021.06.02)
- 海外での活躍に伴う「言葉の力」について(2019.03.10)
- 日系人はなぜ南米だけなのか(2018.04.19)
- 日本人は朝鮮人を知らなすぎる(2018.03.21)
- ベルギーの日本人(2018.03.11)
コメント