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2012年4月の記事

2012年4月11日 (水)

私の架空発明(14) 電気を使わない暖かい便座

電気を使わない暖かい便座

 

日本での便座は電熱方式のものがほとんどですが、欧州では全くと言っていいくらいそのような便座は普及していません。むしろ、そのような温かい便座は誰かが座った直後の感触があるからと言って、嫌われることすらあり、とても日本人の感覚からは理解できません。もっとも、そのような温かい便座を経験したことのない人にはあの気持ち良い感触はわからないでしょう。とくに、冬の寒い時期にはたとえトイレの室温が二十度以上でも、便座に座った瞬間の冷たさは不快そのものです。欧州の普通の便座は白い合成樹脂のようなものでできているのが普通ですので、清潔に保つには便利ですが、日本の暖かい便座になれた人にはとても我慢できないこともあります。時として、木製の便座もありますが、衛生面ではあまり感心しません。

 

それで、考えたのですが、現在ではいろいろな新素材が開発されていますので、電気を使わない温かい感触を与える便座を考案することです。つまり、特殊な素材を便座の表面にコティングのような形で張り付けるのです。日本には高機能の繊維の新素材がいろいろと開発されています。それらの性能は「接触冷感」「吸水速乾」「発熱」「消臭」「抗菌」「紫外線遮断」「芳香」などの機能が付けられた新繊維がたくさんあります。

 

これらの新機能の繊維素材を使った便座が出来れば、座っても冷っとした感覚をなくすことが出来ます。そうすれば電気も使わないで済みます。

 

つまり、そのような超革新的な繊維を便座にカバー方式で着けるのではなく、フィルムコーティングのような方式で便座と一体化するのです。そうすれば清潔に保つのも簡単ですし衛生面をも十分に考慮することが出来ます。できれば、さらに「抗菌・制菌」機能のものを併用できれば最高です。

 

なお、このアイデアをTOTOに提案したところ、珍しく前向きに検討しますとの返事がきました。

 

2012年4月 9日 (月)

日本の議会での討論は幼稚園並みか

日本の議会での討論は幼稚園並みか

日本の議会での閣僚へのいろいろな質問にときとして情けなくなるような質問があります。例えば、予算委員会での某議員が、防衛大臣に「硫黄島」の読み方を質問したり、あるいは決算委員会で、女性議員が総理の喫煙に対して「総理は一日二箱吸うと聞いている。この際、止められては」と質問していた。このような幼稚園児相手の質問をする方も考え物だが、また、そのような愚問にたいして真面目に答えている閣僚も閣僚だと思うのです。いったいそのような質問をする目的はなんなのでしょうか。小学生でもそのような場ではもう少し真面目な質問をできると思うのです。

もちろん、一般的には真面目な質問、討議がなされていると想像するのですが、ときたま新聞にゴシップ的な記事として現れるのは一見読者を喜ばせるかもしれませんが、そのような愚問のやり取りは知らされないほうが国民のためではないでしょうか。そのような会話を新聞に公表していることに関して思い出したのですが、あるアメリカ人識者が、「日本の国民は一流、官僚は二流、そして政治家は三流」と喝破していましたが、まさにその通りだと思います。

ともかく日本の防衛大臣は誰でもなれることを改めて我々に認識させてくれたことになります。

2012年4月 7日 (土)

論文盗用と経歴詐称 (**) /安倍首相の経歴

論文盗用と経歴詐称

最近になって、大学の先生たちの過去の論文中で、他の論文の盗用疑いなどが表面化して、当の先生たちは大学を辞めざるを得なくなったりしています。似たようなことは最近になってドイツでも学位論文の盗用が発覚して大臣などが辞職に追いやられたりしています。いずれも数年以上前に書かれた論文の内容が問題となっているわけです。

確かに、今日のようなIT社会では似たような記述の出典を探すのは簡単になっていますが、その場合に考えられるのは、特定の人をターゲットにしてその人の書いた論文を意図的に検証する場合と、もうひとつの可能性は偶然の機会にある人がその盗用の可能性に気が付いて検証する場合とが考えられます。いずれにしても、他の論文を引用する場合にはその引用先の文献を併記するのが鉄則なのですが、意外と簡単に考えて、あるいは無意識に盗用してしまう場合もあります。

たとえば、最近ではハンガリーのシュミット大統領(69)が、1992年に書いた博士論文の盗用疑惑を受け、辞任する意向を表明した。大統領は元フェンシング選手で、メキシコ(68年)、ミュンヘン(72年)両五輪の金メダリスト。 シュミット氏は「個人的な問題で騒動を起こした」と理由を説明した。大統領に政治実権はなく、国家の象徴的な存在にとどまる。  地元メディアが今年1月、シュミット氏が92年に大学に提出した「近代オリンピック競技の分析」と題する博士論文の大半が、ブルガリア人専門家がフランス語で書いた論文と酷似していると報道。同氏は疑惑を否定したが、大学側が調査を開始。先月、同氏の博士号を剥奪(はくだつ)した。

今日のように、書かれてあるいろいろな情報が溢れているような社会では、学位論文のような公式のものではなく、雑誌記事などには意外とこの手の盗用がありますが、ほとんど誰も抗議はしないようです。また、盗用と言っても盗用論文をも含んだ論文の公共性も大きな影響があります。たとえば、今日では書籍とか雑誌以外でもホームページとかブロッグに書かれてあるものも公共性のあるものとして扱われ、すでに公表扱いになります。ですから、ブロックなどに書かれてあるものを新聞などに投書してもそれは公表済みのものと判断され、採用はされません。

問題はその盗用の解釈なのです。同じ目的の内容で同じ分野の論文の場合には盗用の解釈は厳密にすべきですが、ある分野の文書を他のまったく異なった分野の場合に引用、演繹して似たような表現を使う場合には、盗用云々の判断が難しくなります。しかし、一つだけ言えることは、どのような形にせよ、他の文章を引用していた場合に、知らなかったとは言えないはずです。

この論文盗用に関連して、似たような問題に「経歴詐称」があります。特に日本の場合には大学の先生たちとか議員さんはやたらと海外の大学との関係を履歴書とか経歴の中に強調したがる傾向があります。面白いのはその表現なのです。

学歴関連の表現には「卒業」「終了」「修了」「修学」「留学」などいろいろな表現が使われています。たとえば、ハーバード大学卒業、終了、修了、修学、あるいは留学などです。まぁ、卒業はその意味が明瞭ですが、その他の終了、修了、修学、留学などのそれぞれの違いはどのように説明できるのでしょうか。更に面白いのは「博士後期課程単位満了退学」なんていうのもあります。

この点、日本語表現は便利です。ともかくあやふやな表現をいくらでも創造でき、もし問題視され時には、私はそのように理解しています、と反論されればそれでおしまいになってしまいます。いずれにしてもこのような表現を英語に訳すことはほとんど不可能です。

そのような典型例として、川崎医科大学講師、ロンドン大学病院留学などがありますが、このような表現をどのように理解するか。例えば、大学に呼ばれて一日だけ講演すれば、「講師」なので、全くの嘘ではないのです。また、大学病院留学なんてあり得るのでしょうか。病院に留学なんて聞いたことがないのですが、このような表現が日本ではいとも簡単に使われています。

それは当然で、これらの表現の違いの定義がないからです。したがって、これらの経歴表示は詐称にはならないのです。例えば、聴講生として半年くらい登録していても「修学」あるいは「修了」にもなるのです。さらに、最近気がついたのですが、「客員研究員」のような表現があることです。たとえば、どこかの研究所に数ヶ月でも滞在していれば問題なく客員研究員になるのです。
ちなみに大学の教職員の肩書には実にいろいろなものがあります。たとえば、「特定教授」ってどんな称号なのでしょうかね。

そのほかにも米国の大学での「メディカルセンタ-博士研究員」などもあります。これが何を意味しているのかは誰も判りません。そのほかにも、非常勤講師、時間講師、などなど、考えればいろいろな冠が考えられます。そのほかにも特別招聘教授、などもありますが、その定義は誰も判りません。一回だけ大学から学生にある議題を話してくださいませんかと頼まれれば、これは立派な特別招待教授になるのかもしれません。


このように考えると私も昔はイタリア国立公衆衛生研究所(Istituto superore di Sanita)客員研究員であったことになります(o^-^o)。また、バ-ゼル大学で半年ほど聴講生として通ったことがあるのでバ-ゼル大学修学と経歴書に書けることになります(^-^) 本当に日本語は便利です。

毎回、内閣が代わって新任の大臣の経歴が新聞にも公表されますが、必ずと言っていいくらい閣僚のひとりにはこれらの表現が見られるのが普通です。

それから論文盗用ではないのですが、他の文献を引用するときにも意外と神経を使うときがあります。たとえば文献の孫引き、あるいは曾孫引きのときにそこに記載されている文献名も稀に正確ではない場合があるのです。

最近私が経験したのですが、ある論文がいろいろなところで引用されており、したがって肝心のオリジナル文献の入手、検討を省いてしまったのです。ところが、その後になって該当するオリジナル文献を苦労して入手して内容を検討したところ、意外な事実が分かったのです。この場合、まず雑誌名がTrends in Medicineと孫引き文献には書いてあったのですが、検索してみるとその雑誌名はTrends in Molecural Medicineが正しいのです。実際にTrends in Medicineで検索するとTrends in Molecural Medicineが現れるのです。

  しかも、肝心の引用部分はオリジナル文献の内容に手を加えていたのです。どのような操作かといいますと、オリジナル文献では有効率がナンパーセントとなっているのですが、孫引き文献では、それを逆算して、無効率として換算表示されているのです。結果的には同じかもしれませんが、有効率40%と表記するのと無効率60%と表記するのとでは読者が受けるインパクトは異なると思うのです。確かに、結果的には同じことですが、なにかしっくりしない感じを持ったのです。でもこのような操作は許されるのでしょうか。私の考えではやっぱり、オリジナル文献通りに表記すべきでしょう。

  たとえて言うならば、ワインがグラスに半分満たされているときに、それを表現するのに、ワインがもう半分しかない、と考えるのか、それともワインはまだ半分残っていると考えるかとの相似た微妙な表現の違いかもしれません。つまり、このような表現の微妙な違いは当人が悲観タイプか楽観タイプかの違いかもしれません。

  しかも、場合によってはオリジナル文献として引用されていてもそのオリジナル文献の性格によっては入手することが不可能な場合があります。たとえば、雑誌のような公共性のあるものではなく、会社内のニュースとか所内報とかのような場合があり、その場合には第三者がその原報を入手することが困難ないし不可能な場合もあります。そのようなときにはその報告者、著者の書いていることをそのまま信用するしか方法がありません。でもこのような場合には文献として記載できるものかどうか疑問に思います。

なお、ホームペイジとかブログは公共性があるものとして扱われ、引用することができます。ですからブログに書かれたものを引用するときには注意が必要です。たとえば、新聞に投稿するときには自分が書いたブログはすでに公表済みとして取り扱われていて同じ内容のものは採用されません。

追記 (2012 Oct)
  最近の新聞報道(NZZ am Sonntag 2012 Okt 7)によりますと学術文献を調査したところ、いったん雑誌などに発表されたものが偽作、盗用などの疑いがあり、雑誌から取り消された係数の統計が発表されています。

この統計によりますと、論文盗用あるいはその疑いの例数は1977-1981では20台、ところが 2007-2011ではその例数が400台に急増しています。

追記 (2012 Oct)
ドイツでまた女性閣僚の博士論文の一部に盗用があったことが指摘されました。しかし、この場合はその論文が30年前のものなのです。このような一連の過去の博士論文の疑義についてふと考えたのですが、どのような経過でその論文に疑義が出てきたのかということです。三十年前のものを誰かが何らかの意図から掘り起こしたものとしか考えられません。とても偶然に発見されたとは考えにくいのです。しかも、三十年前に書かれた博士論文を何のために検討したのでしょうか。そこには明らかに意図的なものが考えられます。それにしても閣僚となると意外に足を引っ張る人がいるのかも知れません。あるいはそれを専門にするITマンがいるのでしょうか。

追記(2012 Oct.16)
  経歴詐称に関してまたも新聞種になったのが「IPS世界初臨床」の森口氏である。新聞報道では詐称の対象として東京大学特任教授だとかハーバード大学客員講師などが挙げられています。しかも、1990年代から新聞などにこれらの肩書きで報道されていたとのことです。まぁ、このような学歴詐称というのはいつまでたっても無くならないのでしょう。それにしても、当時はだれもそのような経歴に疑義を呈しなかったのでしょうか。

追記(2012 Nov 1)
この経歴詐称は相変わらずのようで、最近の週刊文春によれば、加藤嘉一氏が北京大学朝鮮半島研究センター研究員との肩書を使っているが深センの地元メディアによれば、北京大学には同名称の研究センターは存在しないとされています。まぁ、このような研究員とか客員教授などは一番詐称に使われやすいようです。あなたも新しい経歴を考えてみてはいかがですか。

追記(2014 Jan 6)
最近知ったのですが、安倍首相の経歴にも詐称の疑いがあるとのことです。おそらく安倍首相はこの大学に聴講生として登録したのではないでしょうか。
週刊誌で“南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学”というのは虚偽ではないか、 と指摘された自民党の安倍晋三幹事長の事務所は5日、「1977年4月から留学して語学を研修し、秋に南カリフォルニア大学(USC)に入った。78年春期(1-4月)、 夏期(5-8月)、秋期(9-12月)の各学期を履修した」とのコメントを発表した。
ただ、79年の在学の有無や期間については「中退したので記録は残っていない」として、正確な留学期間を示さなかった。また、「政治学も履修した」としているが、政治学科の在籍には触れていない。安倍氏の学歴調査に着手している民主党は、「正確なことを伝えていたとは思えない」(野田佳彦国対委員長)とされている。

追記(2014 Jan)
あるサイトに以下のような記載がありました。
「国立公衆衛生院のMaster of Public HealthやDoctor of Public Healthは称号とされていて、学位と認められていないため、日本語訳はないというか付けられていません。
つまり、称号と学位とは異なることですが、両者の区別は微妙です。つまり、学位はdegree, academic degreeであり、一方の称号はprofessorが該当します。正式の大学で内規に基づいて与えられるのが学位であり、研究機関とか教育機関が一定の過程を修めた人に与えるのは称号となります。

実は私は大学卒業後にその当時に新設された国立公衆衛生院衛生技術学科で一年過程の衛生技術学科を修了しているので、Master of Environmental Hygieneを持っていることになります。

となると学歴詐称を考える人にはこのような称号が使えるかもしれません。(o^-^o)、

追記(2017 Dec)
最近の新聞に内閣府・経産参与の斎藤ウイリアム氏の経歴、「米国の医学部を卒業し、医師免許」があることが誤りであることにより参与を辞任しています。でも、こんな簡単な嘘がいままでばれていなかったことは驚きですが、日本人はそのような外国歴には弱いので、普通は誰も詮索しないのではないでしょうか。

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